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Botanical Bar
世界の珍しい植物や木の実の特徴と、人との関わりなどを紹介していくボタニカルなコラム
 

植物は、素材や染色など、ファッションとも関わりがとても深いです。
毎回、世界の珍しい植物や木の実を1種づつ、
その特徴や人間との関わりなどを写真と伴に紹介していきます。
鑑賞用や食用としてだけではなく、染料や様々な素材としても使用されている植物たち。
見たこともない珍しい木の実や身近な植物たちの意外な生態などなど、植物にまつわるボタニカルなお話。

No.07:コウヤマキ
No.06:ソテツ
No.05:ユリノキ
No.04:サイカチ
No.03:オオバヤシャブシ
No.02:クチナシ
No.01:ムクロジ

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2017.11.25
コウヤマキ Sciadopitys verticillata

コウヤマキ01

コウヤマキ02

コウヤマキ03

名称:コウヤマキ
別名/俗称/和名:高野槙、ホンマキ、フォレストローズ
英語:Japanese Umbrella-pine
学名:Sciadopitys verticillata
分類:コウヤマキ科 コウヤマキ属
産地/分布:日本固有種(福島県以南に分布)

第6回は、コウヤマキ
コウヤマキは、日本固有の1属1種の常緑針葉高木で、別名はホンマキ
化石の発掘により昔は北半球全域に自生していたことが知られていますが、現代では日本と韓国済州島だけに現存するといわれ、世界三大庭園樹の一つとなっています。また、木曽五木、高野六木の一つにも数えられています。
古くから高野山周辺に多く生えており、仏様やお墓に供える花の代用としても有名。その昔、弘法大師空海が花の代わりにコウヤマキの枝葉を御仏前に供えたとも云われています。

どこにでも生えているという訳ではありませんが、光沢と厚みのある独特の形をした葉や枝振りから、ヒマラヤスギや杉、松などとは明らかに違う姿なので慣れると見分けやすい木です。材木としては丈夫で朽ちにくく、水に強いため、古代より高級な棺に使われたり、橋杭材として初代千住大橋にも使われていました。また、お風呂や温泉の湯船に重宝され、その独特の香りを楽しむこともできます。

何より、その松かさ(松ぼっくり)が美しいです。個人的には、多くの木の実の中で最もバラの花のように見える松かさ。わりと細長な松かさも多いですが、写真にあるようにバラの花のような見事なバランスの松かさがあります。松かさは、木の上に長い時間付いたままであることが多く、自然落下した時には風化している上に、崩壊寸前のものが多いため美しく良い状態のものは少ないです。

【参考】:Natural Gallery

 
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2017.8.25
ソテツ Cycas revoluta

ソテツ01

ソテツ02

ソテツ03

名称:ソテツ
別名/俗称/和名:鳳尾蕉(ほうびしょう)、鉄蕉(てっしょう)、蘇鉄
英語:Sago Palm、Fern Palm、Japanese fern palm
学名:Cycas revoluta
分類:ソテツ科 ソテツ属
産地/分布:日本の九州南部および南西諸島、中国南部

第6回は、ソテツ
日本の九州南部および南西諸島と、中国南部に自生し、主に海岸近くの岩場などに生育する常緑低木で、九州や沖縄で多く植栽されています。ソテツ類は、シダ類の次に現れたもので、古生代末から中生代、恐竜のいた時代に最も繁栄したとされる裸子植物。現在生きている植物の中では、最も原始的なもののひとつとされ、「生きた化石」と言われる植物のひとつです。

生育はとてもゆっくりで、1年に1〜2cm、大きいものでも3〜4cmほどしか伸びません。そのこともあり、肥沃な土地では他の植物との競争に勝てないため,他の植物が生育しずらい岩や崖に生えているものが多く生き残ったともいわれます。また、根に根粒があり、そこにいる藍藻類(シアノバクテリア)と共生しているため、痩せ地でも生育できると言われます。藍藻類(らんそうるい)が空気中の窒素固定を行うことにより、肥料分が供給され、ソテツは葉での光合成によりデンプンをつくり藍藻類に供給することで共生していることが分かっています。

雌雄異株(しゆういしゅ)で、雄株は、葉に囲まれた幹の上に、長く巨大な松ぼっくりのような形の雄花をつけ、その長さは50cm前後にもなります。雌株に咲く雌花は、同じく幹の上につきますが、こちらは球形でドーム状になっています。この中になる果実は、2〜4cmと大きく、やや扁平で、熟すと鮮やかな朱色になります。その朱色の果皮を剥くと、きれいな乳白色のこの種子が出てきます。
この種子はサイカシン(Cycasin)という有毒物質を含んでいます。戦時中や飢饉の際に飢えをしのぐ為に、水に晒し、さらに発酵させるなどして食料としたとのことですが、この毒のせいで苦しむ人が大勢出たことから、「ソテツ地獄」という言葉が生まれたといいます。

【参考】:Natural Gallery

 
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2017.7.25
ユリノキ Liriodendron tulipifera

ユリノキ01

ユリノキ02

ユリノキ03

名称:ユリノキ
別名/俗称/和名:ハンテンボク(半纏木)、チューリップツリー
英語:American tulip tree
学名:Liriodendron tulipifera
分類:モクレン科 ユリノキ属
産地/分布:北アメリカ原産 、明治初期渡来

第5回は、チューリップツリーという英名のユリノキ
北アメリカ原産の落葉高木で、原産地では40m〜60mにもなるといいます。
ユリノキ属の化石は、太古の新生代・新第三期や中世代・白亜紀の地層から
多数見つかっているということで、『生きた化石』のひとつとされています。
葉は浅く掌状に2〜4裂し、独特の形をしていて、和名では、葉の形から「ハンテンボク(半纏木)」とも言います。
また、同じく葉の形から「グンバイノキ」「ヤッコダコノキ」などと言われることもあるようです。
それに対し、英名では、花の形から「チューリップ・ツリー(Tulip Tree)」と呼ばれます。
チューリップに似た、薄い黄色から黄緑色のかわいい花を高い枝の先端に付けます。

ユリノキ」の学名は、「Liriodendron tulipiflora L.」と名付けられています。
明治の頃、その「Liriodendron」と言う名前から、大正天皇が「百合の木」という言葉を口にされたそうです。
そのことから、「ユリノキ」と名付けられたと伝えられています。

果実は集合果で、1つの花に翼のある実(翼果)がたくさんなって、花の蕾みのような1つの果実を作ります。
高いところに上向きについていて、徐々に開いていき、細長いへら型の翼果が、ひとつひとつクルクルと回転しながら風によって遠くまで飛んでいきます。
まるごと落ちることのない仕組みなので、この集合果を見かけることはなかなかないのですが、東京では街路樹としてたくさん植栽されています。幾重にも重なる翼果が、まるで花びらのような、魅力的な木の実です。

【参考】:Natural Gallery

 
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2017.6.8
サイカチ Gleditsia japonica

サイカチ01

サイカチ02

サイカチ03

名称:サイカチ
別名/俗称/和名:カワラフジノキ、シラミコロシ、バラノキ、マメノキ
英語:Japanese honey locust
学名:Gleditsia japonica
分類:マメ科 サイカチ属
産地/分布:日本の本州、四国、九州と、朝鮮半島や中国大陸の一部に分布

第4回は、ムクロジと同じく昔石鹸の代わりとして使われてきたことでも有名なサイカチ
日本の本州(中南部)、四国、九州と、一部、朝鮮半島や中国に分布する落葉高木。
日本の固有種とされており、学名にも日本が入っています。サイカチムクロジと同様に、サポニンを多く含むことから、古くから石鹸として使用されてきたようです。
そもそも山野や河原などに自生し、カワラフジノキという別名があります。

花よりもよく目立つのが、10月頃に熟すこの果実です。果実は豆果で、長さ20〜30cm、大きいものは40cmほどにもなる平たく大きな莢をたくさんつけます。表面は無毛で、緑色から紫褐色に熟していき、硬く乾燥しますが、サイカチの莢はくねくねとねじれるものが多く、その莢が落葉した枝に残ってよく目立ちます。

果実(豆果)には、サポニンを多く含むため、ムクロジと同じく古くは石鹸として使われていました。莢を細かく刻んで煮出したり、莢をぬるま湯に浸して揉むなどした液を洗剤として利用したそうです。また、染料の原料とされたり、種子は生薬としても利用されたようです。漢方では、棘もリウマチなどによいとされ「T角刺」と呼ばれているようです。

【参考】:Natural Gallery

 
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2017.5.19
オオバヤシャブシ Alnus sieboldiana

オオバヤシャブシ01

オオバヤシャブシ02

オオバヤシャブシ03

名称:オオバヤシャブシ
別名/俗称/和名:大葉夜叉五倍子
英語:Alnus firma 
学名:Alnus sieboldiana
分類:カバノキ科 ハンノキ属
産地/分布:本州の福島県南部〜和歌山県の太平洋側と伊豆諸島に分布する日本固有種、各地に植林。

第3回は、現在でも重要な染色素材として有名なオオバヤシャブシ
本州の福島県南部から和歌山県の太平洋側と伊豆諸島に分布する日本固有種で、高さ10m程度にまで成長する落葉小高木です。暖地の海岸近くの山の斜面などに多く自生し、特に伊豆周辺の太平洋沿岸に多く自生しています。
また、ハンノキ属の根には放線菌が共生しており、空中の窒素を固定するため、やせた土地でも生育がよく、山地の砂防緑化樹として各地に植栽されました。

属名の「Alnus」はハンノキ属を指すラテン古語で、種小名の「sieboldiana」はドイツの医学者であり博物学者であるシーボルトの名に由来しているそうです。彼は1823年オランダ商館の医員として来日。日本の動植物を研究して「日本植物誌」などを著しています。ヤシャブシの仲間のほとんどが、枝先に雄花序(ゆうかじょ)をつけますが、オオバヤシャブシのみが枝先から葉芽、その下に雌花序(しかじょ)、雄花序(ゆうかじょ)の順でつくという特徴があります。
実(果穂/かすい)はタンニンを多く含み、昔はお歯黒などに使われ、今でも草木染めなどの染料として使用されています。同じくタンニンを多く含み黒色の染料に利用されるのが、五倍子(ふし)いうヌルデの若葉などにできる「虫こぶ」で、その代用とされたことから和名の一部に“五倍子”という名がついたといわれます。また、“夜叉”は、果穂(かすい)のぼこぼこした感じからきているといわれますが、むしろ、まるっとしていて可愛らしい木の実だと思います。

【参考】:Natural Gallery

 
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2017.4.29
クチナシ Gardenia jasminoides

クチナシ01

クチナシ02

クチナシ03

名称:クチナシ
別名/俗称/和名:梔子、巵子、支子、山梔子、センプク、ガーデニア
英語:Common gardenia 
学名:Gardenia jasminoides
分類:アカネ科 クチナシ属
産地/分布:日本の本州静岡県以西、四国、九州、西南諸島や、台湾、中国、インドシナなどに広く分布。

第2回は、園芸用の植木などのほか、染色素材としても有名なクチナシ
暖かい気候を好み、日本では海岸近くの山野に多く自生する常緑低木ですが、園芸種も多くあり、公園樹や庭木、垣根などとしてよく植栽されており、都内でもよく見かけます。
梅雨から初夏にかけて、甘いいい香りが漂ってくると、近くに純白のクチナシの花が咲いているということがよくあります。

このクチナシの果実は熟すと鮮やかなオレンジ色になります。
果実にはサフランと同じクロシン(Crocin)という成分が含まれ、黄色の着色料となり、乾燥させたものを煮出して、栗きんとんたくわんなどの食品を着色するのに使いますが、わりと高級な食品といえます。また、消炎や鎮静、解熱などの薬効があり、中国では古くから「山梔子」と呼ばれ、漢方薬としても使われてきました。

クチナシという名前の由来には様々な説があります。
果実が熟しても裂けたり、破けたりしないので口が無いということで「口無し」、、
果実の萼片(がくへん)をクチバシ、果実自体を梨に見立てた口のある梨「口梨」、「嘴梨」という説、、
蛇が食べる梨という「蛇梨(クチナワナシ)」という説などですが、、
「口無し」という説がもっとも一般的なようです。

【参考】:Natural Gallery

 
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2017.4.18
ムクロジ(無患子) Sapindus mukurossi

ムクロジ01

ムクロジ02

ムクロジ03

名称:ムクロジ
別名/俗称/和名:無患子、ソープナッツ、リタ
英語:Soapberry 
学名:Sapindus mukurossi
分類:ムクロジ科 ムクロジ属
産地/分布:日本では本州中部以南、九州。台湾、中国、インド、ネパールなど。

第1回は、古くから日本人とも関わりの深い「ムクロジ」。
実(果皮)の中の黒い種子を食用にしていたほか、
羽根突きの玉の部分に使われていることも有名で、数珠やお守りとしても利用されてきました。
近年では、この果皮の部分がナチュラルなエコ洗剤の“ソープナッツ”として再び注目を集めています。

日本では本州中部以南、九州に分布し、高さ15から20mとなる落葉高木。
果皮にはサポニンを豊富に含むことから、昔から石鹸の代わりとして利用されていきました。
また、中に入っている黒い種子は数珠の起源とされるほか、羽根突きの玉になったり、元来、日本人にはとても身近で利用価値も高い木の実です。

ただ、近年では、なかなか見かけることが少なくなっています。
子が患わ無い」と書くことから、厄よけや縁起物としても捉えられており、公園などの他、神社、お寺などに多く植えられていました。
現在、「ソープナッツ」として日本で販売されているものの多くが、インドやネパールからの輸入品です。
日本産のものは、実がやや大きめで、実際に果皮を水に入れると想像以上に泡立ちますよ!

この果皮が付いたままの実はとても個性的でかわいい形をしていて、
熟した直後の黄色も乾燥してきた飴色もとても美しいです。
この乾燥した実を振ると“カラカラ”といい音がします。
緑の果実が半透明の黄色、そして飴色へと変化しながら輝き、
その中に入っている種子は美しく黒光りしてとても固い。
果実の独特な形と色は、人を夢中にさせる魅力的な木の実です。

【参考】:Natural Gallery

 
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